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宙斗が、声をかけてきた。
「宇佐見さん!!一緒に来てくんないか?俺の、唯一の友達だから…」
返事をしないまま、宙斗に、連れていかれた。
そこに…誰かいる…。
誰かが近づいてきた。
すると
「おぅ! 宙斗。その子は??」
「わりぃ、兄ちゃん。1人で来んのが怖かったから…。 俺の友達」
「宇佐見綾女です」
それだけ言って、ペコッと頭を下げた。
「宜しく。宇佐見さん。僕は、宙斗の兄の拓斗です。宙斗と、仲良くしてね。」
私は、黙って、頷く。
「兄ちゃん。話って…。」
宙斗の、言葉に、私は、驚く。
「まぁまぁ、落ち着いて。ゆっくり話すから。どこか座って」
拓斗さんの隣に、私と宙斗が座った。
暫く、沈黙が続いた。
逃げたい…。
でも、出来ない…。
仕方なく私は、声をかける…。
「あの…。どうしたんですか??私、きた理由ありますか??」
拓斗さんは、笑いながら
「大丈夫だよ!これから、話すね。誰にも、言わないでね。退学になっちゃうからね」
私は、力強く頷く。
それが、合図かのように、話し始めた。
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