†始まりの朝†

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「起きて、綱兄」 小柄な少女が、ベッドの前でフライパンとおたまを持って仁王立ちしている。 「ん…あと5分…」 「さっきもそう言ったよ、綱兄!」 おたまをフライパンに当て、大きな音を出す。 「うわっ!?」 ベッドに寝ていた少年な体が一気に起き上がる。 「…網!いきなりなにするんだよ?!」 「…綱兄が起きないから」 と、時計を指差す。時間は7時50分。それを見た綱兄こと沢田綱吉は、慌ててベッドから降りた。 「遅刻するぅぅううう!!!!」
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