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ワゴン車は、細い路地を上手くすり抜けながらつきあたりにある古びた倉庫の中へ入って行った。
車内では、運転手のチップが先程から何やら騒いでいた。
「危なかったな!ライト!!俺、冷や冷やしたぜ」
「誰のせいで、こうなったと思ってるんだ」
ライトと呼ばれた人物は、先程壁から逃げ出した男。
不機嫌な顔でスモークガラスの向こうをみていた。
「悪かったよ。てか、そもそもサツを呼んだ、ウォルトが悪いんじゃね??」
ウォルトは、肩を上げるだけだった。
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