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ウォルトは、テレビのスイッチを入れながら、地図を見ていた。
「この、ちっこい島が何かあるのか?」
チップはまるっきり理解できておらず、相変わらずのすっとぼけた顔でライトを見た。
「この島にあった、お宝がこの『赤い瞳』だ」
そう言って、今度はチップにそれを渡した。
『次のニュースです……』
ウォルトは、その言葉に視線をテレビにやった。
『昨夜……で、再び……が侵入……』
二人の騒がしい声で、テレビの音がよく聞こえず、内容が聞き取れなかった。
ウォルトは、眉間にしわを寄せながら、テレビの音量を上げた。
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