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暗闇から再び姿を見せたライトは、振りかぶった棒をしまいながら「何が目的だ?」と言った。
追跡者がいなくなった所で、再び歩き出したライトだがまたすぐにその足がとまった。
「あんた“ルパン”だろ?」
眉間にしわを寄せたライトは、嫌そうな顔をした。
くちゃくちゃと、音を立てながら噛んでいるガムをふくらませながらライトを見上げている男は、後ろに手を回すと
拳銃を取り出した。
「悪いな。あんたの首、頂戴するぜ」
ライトは拳銃を突きつけられても動揺することなく、相手を睨みつけていた。
「やれるのか?」
ライトの言葉に首をかしげる男。
「本当に、やれるのか?俺を」
「はぁ?!何言ってんだ?お前」
男は、引き金をひいた。
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