1.その男、盗人

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男の反応がないのがつまらなかったのか、リザは『はぁ~い。チップ』と、チップに話しかけた。 『なんで、この周波数を知ってるんだよ!』 驚いたチップは、動揺していた。 『あら、わたしだって、一応同業者よ?あなたのやりそうな手口くらい把握してるわよ』 『くそっ!!』 「チップ落ち着け。お前が動揺してどうする」 『俺は、完璧に準備してここに来てるんだ!絶対ばれないコードでこの屋敷のシステムに侵入してる!それが俺の自慢だ。この周波数だって・・・』 「解除は出来たのか?」 男が、チップをなだめる。 『あ、あと一つで開く』
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