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ライトは、二人を交互に見ながら「気持ち悪」と吐き捨てた。
言われた二人は顔を見合わせながら、少し気まずい空気になっていた。
「どこ行ってたんだよ」
ウォルトは、チップから離れるようにライトの方へ歩み寄った。
彼は、何事もなかったようにテレビを見始めていた。
「なぁ、ライトの弟って、あのエリコムコーポレーションの社長秘書だろ?」
チップは、興味深げに質問をした。
「そうだ」
ライトの機嫌が悪そうに見えたチップは、それ以上は質問をしてこなかった。
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