8人が本棚に入れています
本棚に追加
「これじゃあ、だめだ」
ガシャンと大きな機械を投げつけた男。
白いタンクトップのはずが、黄ばんでいる。
汚れた手を、茶色いはずのチノパンにこすりながら、油を拭った。
「マット!頼むよ!なんとか、これで修理してくれ」
「だめだ。こんなガラクタ。使い物にならない。さぁ!さぁ!話は終わりだ。もう帰ってくれ、商売の邪魔だ」
目の前にいる、童顔の男の背中を押しながら、部屋からだした。
「相変わらずだな」
背後から声をかけられ、思わず腰に隠し持っている拳銃をとりだした。
最初のコメントを投稿しよう!