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物心付いた時には、私には親がいなかった。
施設で育ち、高校卒業し、一般企業に就職した。
無邪気だった小学生の頃が懐かしい。
大きくなれば、自然と彼氏とか恋人とか出来るものだと思っていた。
だが、実際はどぅだろぅ…
いつの間にか見えなくなった目…
分厚いレンズを隠すよぅに分厚いフレームの眼鏡をかける。
伸ばしきった髪の毛は後ろに一つに束ね、22歳になっても薄い化粧に色気のない服。
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