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ショートカットのあの子は バスケが大好きで だけど、歌うことも大好きで どちらか選べられないから どちらもしていて 絵を描くのが上手で だけど、ただのオレのイメージかもしれないけど それ以上に料理が上手で いつか、あのこが作った料理を食べてみたいなんて いつも思っているわけです 誰も、ピアノが弾けないからって しょうがなく自分がするって 一生懸命練習したけど間に合わなくて 君は泣いていた ある時に 君は僕のとなりの席になって 僕は緊張して ずっと窓の外を見ていて でも、君の横顔はとても綺麗だから ちょっとだけ ちょっとだけ見て なんにも話せなかったけど 幸せだった いつも眠気と戦って だけどいつも負けて ノートは時々グッチャになる 家は学校から5分の距離なのに いつも遅刻ギリギリにきている 飾りっけのない青いカバンを揺らしながら 階段を息を切らしてかけあがり 友達に『おはよう』っていう そんな君を面白いなって思っている RADWIMPSが大好きな君は 『ふたりごと』とかを勧めてくる もちろんいい曲だけど 僕は 『おしゃかしゃま』もカッコイいとおもうんだ だけど、嫌われるのがイヤだからいわない そんな君と僕は 一緒にカラオケにだっていきたいし 一緒に夕暮れの道を通って 駅前で最終電車まで話したい 手だってつなぎたい 勝手な自分の願望だけど もう叶わないかもしれないけど 諦めることなんてできない たった二年だったけど たったこれだけのことしか知らないけど 僕は君に恋をした 僕は君に恋をしたんだ
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