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「っく……はあ、はあ……」 くそっ 息が切れて… 動かない足を懸命に動かし、一歩でも多く前に進む。 「……っ!」 突然目の前に姿を見せた黒いフードを被った“何か”。 口元だけしか見えないが、にやりと口角をあげたように見えた。 そのまま死神が持つような大きな鎌みたいなものを振り上げて… …おいおい、マジか!! ヒュンッ 鎌が風を切り裂く音を最期に意識はプツンと途切れた。
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