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天界神と風精霊の加護受けし 天風の法王
地界神と炎精霊の加護受けし 地炎の闘王
冥界神と水精霊の加護受けし 冥水の導王
魔界神の扉を越えて望みしは四界の覇神と宣言す
三神三精相談し人族三者を選出す
彼らは魔界神と扉の封印をおこないし後
それぞれ故郷の王となる
三神三精加護受けし者
魔界門の封印衛士
三大英雄 英雄王
ここはフォンタナ王国にあるロキムという街…‥
細い糸のような雨が降る中ある酒場の屋根つきテラス席で、全身を覆うフード付きのマントを身に纏った吟遊詩人が座っていた。
卓には手付かずの果実酒の盃を置き、彼が竪琴を手に唄うのは約150年前の英雄賛歌…‥。
伴奏が難しいので今では唄う者も少ないが…‥しかし子供達には今も昔も人気のある古い歌。
…‥どうやら声の調子では男性らしいが、若いのか年老いているのかは全くわからない。
竪琴を奏でる手も革の手袋の様なモノで包んであり、これが余計に年令の判断を付けにくくしていた…‥。
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