愛優美の日常

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この名門校と言われ始めた学校の大学の教育学部に、私は所属している。 3歳の時にオーケストラの演奏を聴き、その中で一番大きいコントラバスがかっこよく感じて、この楽器を選んだ。 小学生の時には吹奏楽部に入り、普段の個人練習では何を弾いてるか分からなくとも、合奏で音がピタッと合った時は感動した。 妹たちを世話している中で子供を世話することが好きになり、音楽の楽しさを教えたくて、高校生の時に音楽の教師になろうと決めた。 そして、吹奏楽部の顧問になって、全国大会に行って金賞を取ることが夢である。 ******************** そんな私が今、心配していることと言えば、やはり恋愛のことだ。 いくら首席をキープしたところで、誰にも告白されたことはないし、トキメク人もいなかった。 私の中ではまだ、昔のあの男の子が忘れられないでいる。 でも、20歳になるまでには彼氏が欲しいと思う私もいる。 早く忘れるべきなのに、どうにも出来ない私は本当に嫌いだ。 .
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