第二章

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畳の部屋に 連れてこられた。 雰囲気が家と同じで 匂いもそっくりだった。 「驚いたか? 自分の部屋に似てると」 「あんたは何者? どうしてつれて来た」 「私の名は椿。 この島の王だ」 「卑劣な吸血鬼だろ」 椿は着替えると言って 襖を閉め部屋は 僕一人になった。 「そういえば携帯…」 圏外と表示されていた。 ここでは使えない…。 (ユキ!) 連れ去られた時に 海音に呼ばれた事を 思い出した。 今頃、何してるかな…?
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