第二章

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階段を降りていくと 冷たい風が吹いていた。 「ひんやりしてるから 気持ち悪い…」 椿「酸素を吸えるから 大丈夫だ」 「ふーん。ところで そいつは人間なのか?」 椿「弟のことか。 気になるだろ…」 「うん」 椿はニヤリと笑って 口元を隠した。 「まさか。吸血鬼!」 椿「その通り。 よく分かったな」 「僕の血を吸うのか? そんな事させない」 椿「随分、威勢がいいな。 ますます気にいった」 椿は僕をみて にっこりと笑った。
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