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階段を降りていくと
冷たい風が吹いていた。
「ひんやりしてるから
気持ち悪い…」
椿「酸素を吸えるから
大丈夫だ」
「ふーん。ところで
そいつは人間なのか?」
椿「弟のことか。
気になるだろ…」
「うん」
椿はニヤリと笑って
口元を隠した。
「まさか。吸血鬼!」
椿「その通り。
よく分かったな」
「僕の血を吸うのか?
そんな事させない」
椿「随分、威勢がいいな。
ますます気にいった」
椿は僕をみて
にっこりと笑った。
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