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僕の肩を抱く椿は
ニヤリと笑っていた。
「さっきから
気持ち悪い…」
椿「血が吸いたい」
「島から出たら幾らでも
吸えるよ」
椿「ほほう…。
でもいいのか?
みんな死ぬけど…」
「冗談だから。
行ったら許さない!」
椿「…着いた。
この扉の奥に弟がいる」
ギィと重たいらしく
音がした。
「椿、どうして
閉じ込めてるのさ?」
椿「危険だから」
「椿には言う事
聞くんだろ?」
椿「まぁ王だからな…」
「卑劣な王だろ」
椿「そんなに警戒しなくても
いいから安心しろ」
地下室は冷たくて
居心地が悪い…。
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