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椿は牢屋から
少年を躊躇なく出した。
椿「でて来い。
解放してやる」
「有難うございます」
少年は姿が僕に似ていた。
「椿、こいつが
僕の弟…?」
椿「あぁ。ユイと言う」
ユ「にぃちゃん!
覚えてる?」
「ごめん、知らない…」
ユイは僕に抱き着いた。
目が紅くなっている事に
気付いた。
椿「感動な再会だな」
「知らないって
言ってるだろ」
ユ「ユキにぃちゃん!」
椿「心配するなユイ。
記憶障害だ…」
椿の言葉に僕は睨んだ。
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