第一章

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生臭い匂いがした。 ここは何? 階段をあがる度に もの凄い匂いがする。 一つの村を見つけた。 人が住んでないのか 静か過ぎる。 「人がいない…」 奴等は覆面を外し 素顔が見えた。 人間の肌色は 普通、肌色らしいが 奴等は真っ白だった。 どう見ても普通の 人と違う…。 「この匂いは?」 「血の匂いだよ。 ここの奴等は 逃げようとしていた。 我らはその血を吸った」 この匂いは血の匂い。 僕も吸われる? 「僕はここに何の用が あるんだよ?」 「いずれ分かる」 「…」 ここは吸血鬼の島。 というのだろうか…。
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