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リリースしたのが、あまりにタイミングが良かったのか、順調すぎる成長をみせる「Mee」。
「Mee」のユーザー数が伸びるにつれて、アクセスを支える側のコストは増大の一途で。
もちろん、収益性が高いサービス設計になってはいるけど、コミュニケーション系サービスの怖いところは「止められない」事。
一度インフラ化してしまった後は、本当にダウンさせられなくなってしまう。
少しでも止まると、ユーザーから大量の問い合わせが殺到しちゃうから。
・低コストで安定稼働させるにはどうしたらいいのか
・もっと、サービスを良くするには?
・競合サービスとの差別化
・企業タイアップの調整
・マス媒体への広告投入のタイミングはどうする?
・人材確保
・広いオフィスへの引っ越し(これは、先月完了。実はまだフロアーの半分しか使っていない)
とにかく、やることが山積みで。
沢山の重圧と、それに匹敵する高揚感と。
自分で自分に「ガンバレ、ガンバレ」って。
きっと、芳川さんと私は、恋人だなんて、そんな甘いものじゃなくて「ビジネス上のパートナー」という信頼関係があって、その上で成り立っている共犯のようなものなんだろう。
そんな事を考えながら、山の手線にゆられる。
最近、打ち合わせといえば社内だし、自宅と自転車で往復するか、芳川さんの車に乗せてもらうか。
雨の日だけは地下鉄だけど、
〈夕焼けみながら電車にゆられるなんて、久しぶり・・・〉
なんて思いながら、駅を降りた。
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