3. 理想と現実

14/14
222人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
〈・・・はぁっ〉 まだ、整わない息の芳川さんが、現実に戻る前のもうろうとした私を、腕枕の体勢になりながら、ぎゅっと抱きしめる。 でも、 「ごめ・・・、ちょっと暑い・・・」 汗だく。 密着していた体が少し離れて、手だけぎゅっとつなぎ直す。 じんわりと、暖かな気持ちが広がって、私はそのまま眠りについた。 .
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!