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しばらく走ると、発着場へと着いた。そこで小型船を整備している整備士に声をかける。
「ご苦労様。」
「アルティアさん。どうしたんですかこんな所に?」
こういう時だけ、噂が戦闘部隊にしか広まってなくて良かったと思う。
「船を出したい。今すぐにだ!」
「ですが、発艦命令はなかった気が…」
「いいから早く!」
整備士の言葉が終わるよりも早く、声をあげた。
しばらく考え込んだ様子の整備士は、やれやれといった感じで小型船の発進準備を始める。
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