†1

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席を立ち、俺たちが外に出ようとした時、不意に音を立てて店のドアが開いた。 「歌奈さんこんばんわ…………って、あれ?」 「ちょっと、やっぱ入っちゃまずかったんじゃない?」 店に入ってきた女二人が、俺たちを見て驚いたように目を見開いた。 いや、女たちだけでなく、俺も同じように目を見開いたのだが………… 「何で……何でお前がここにいる?」 俺が呟くと向こうも俺に気付いたようで、目をぱちくりさせた。 「えっ嘘、何で!?」 慌てふためくそいつを見て、歌奈が首を傾げる。 「ジュン兄と知り合いなのか…………美愛?」
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