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「で、神崎は何故ここにいる?」
歌奈から神崎へと視線を移し、眉間にシワを寄せながら聞く俺。
すると神崎は、平然としたまま口を開いた。
「何故って……あたしたち、このお店の常連だし。ねぇ、歌奈さん?」
話を振られた歌奈は、「あぁ」と頷く。
「常連?高校生が?」
後ろのほうで聞いていた翡翠が、驚いたように声を上げた。
「はい。オープン当初からの古株ですよぉ~」
覇王の華である立花が、コテッと首を傾けて言った。
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