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話を聞けば、ここは現役の覇王の連中がよく利用しているらしい。 確かに、昔歌奈が「店に覇王の現役たちがよく来る」と言ってたことがあったような………… でもまさか、神崎と歌奈が知り合いだったとはな。 「美愛に優梨香、悪いが今日はこれから出掛けるんだ」 歌奈が申し訳なさそうに言うと、「わかりました」と言って神崎たちは帰って行った。 「あはっ、ジュンくんってほんとに先生なんだねぇ」 神崎たちが出ていった後を見ながら、美晴が笑いながら呟いた。 「ほんとに、って……どういう意味だよ?」 少しムッとしながら俺が聞くと、美晴は肩をすくめた。
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