†1

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─────ブーン、ブーン…… 不意に、デスクに置いてあったケータイが震えた。 ディスプレイを確認して、俺は通話ボタンを押す。 『もしもし、ジュン?』 ケータイから聞こえてきたのは、懐かしい声────雅貴だ。 「あぁ、俺だよ……明日のことだろ?」 俺が言うと、雅貴はフッと笑みをこぼした。 『当たり……明日の午後7時に“RYU”に集合』 「あぁ、サンキュ……」 雅貴との通話を切り、俺はカレンダーに“PM 7:00”と書き込んだ。 そう……明日、龍太が死んでからちょうど七年が経つ─────
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