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「なんなんですか?さっきから交際とか訳わからないこと言って、強引にこんなところに連れてきていきなり闘え?ずいぶんと身勝手じゃないですか。それに名前を名乗らせておきながら小僧や貴様?年上だからって調子に乗ってるんじゃないですか?こっちはお世話になるかもしれないから逃げに徹してきたのにそっちは殺す気ですか・・・・・・流石にちょっとイラッとしました。だから今からは――
――こっちも思いっきりやらせてもらいます」
ドォォォォォォォン!
「ぐあっ!」
「まずは一発お返しですよ」
喋り終えると同時に急接近し、姿を捉えきれていないセイドの脇腹に右足で蹴りを入れる。
衝撃で結界に叩きつけられたセイドは、左の脇腹を押さえうずくまっている。
「ほらほらさっきまでの威勢はどうしたんですか?顔上げて下さいよ」
セイドの下へ移動し、顔を蹴り上げる。
「がっ!」
鼻の骨が折れたのだろうか、ひしゃげてしまった鼻から血が流れ出ている。
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