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~Sideリリム~
前半はお父さんの優勢だった。確かにタイチの動きはとてもじゃないけど熟練された動きとは言えないものだった。
けど、タイチが反撃宣言をしてからは、完全にタイチの一方的な暴力になった。
「ほらほらちょっとは抵抗して下さいよ。これじゃあ僕が暴行してるだけにしか見えないじゃないです・・・かっ!」
「ぐほっ!」
優しい雰囲気が一変。残虐な笑みを浮かべたタイチは抵抗できないお父さんを痛めつける。
・・・・・優しいタイチは当然カッコイイけど・・・・・残虐な彼に痛めつけられるのも・・・・・・・・って!なに言ってるのよ私!
「・・・・・・」
「あれ?反応しなくなりましたね・・・・・起きて下さい」
気絶したであろうお父さんを容赦なく蹴飛ばすタイチ。
うっとうしいけど流石に死なれるのはマズので、そこで私は止めに入った。
「タイチ!もうお父さんは闘えないわ!」
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