路地裏とかろくなことがない

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わからないだらけの用紙を見て、受付嬢は少し訝しげな表情を浮かべるが、直ぐに、測定するので着いてきて下さいと言った。 ドン 「あ、すいません」 準備ができるまで待っていてくれ、と言われたので、空いている椅子にでも座ろうとして振り返ると、たまたま俺の後ろを通り過ぎようとしていた男性と軽くぶつかってしまった。 「あぁん?てめぇガキこらどこ見て歩いてんだよ?」 いや、歩いてはいなかったけどな。 「すいません、後ろに人がいると思ってなかったんで」 「あぁん?てめぇの不注意のせいでおめぇ、俺のビックル零れちまったじゃねぇか」 そういう男の左手には、少々中身が零れてしまったジョッキが握られている。 ・・・・・・てかスキンヘッドで腕中に刺青を入れた、見るからに不良な男がジョッキになみなみのビックルかよ・・・・・。
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