眼鏡と青春の対立

2/18
前へ
/258ページ
次へ
長い髪を後ろに束ね、可愛らしい黒ぶちの眼鏡をかけ、思いっきり抱きしめたら折れてしまうのではないかと思う程の細い腰をしている…………男が立っていた。  男はやがて静かに目を開き、目の前にいる男子達をゆっくり見回して最後に俺の顔をじっと見て静かに喋り始めた。
/258ページ

最初のコメントを投稿しよう!

65人が本棚に入れています
本棚に追加