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いきなりの意味不明発言に面食らっていると先輩は俺が意味をわかってないと気づき訂正した。
「君は相馬瑞樹君にふさわしい人とは誰だと思う?」
またあの鬼のことか、内心昼休みのことを思い出して溜息がでそうになる。
しかし先輩はそんなことには気づかず矢継ぎ早に質問をしてくる。
「彼女の好みは?好きな食べ物は?色は?彼女が最近はまっているものは?君は幼馴染で常に近くにいるのだから知っているだろう?おしえてくれないか?」
面食らっていた為、返事ができなかったがかろうじてこれだけは言えた。
「そ、それを……知ってどうしようと?」
先輩は信じられないという顔をしたあと大きく息を吸い……、
「君は何を言っているんだ?女の子を口説きおとすために好みや好きなことを知るのは当然のことだろう!我々同盟はあいつらのような負け犬とは違うのだよ!」
そう口角泡を飛ばしながらまくし立てる。
うん? あいつらとは……?
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