眼鏡と青春の対立

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「一緒?あいつらと一緒にするな!君は話を聞いていたのかな?僕達はあんな負け犬とは違うのだよ!確かに昔は相馬瑞樹君を愛する仲間たちだったがね……だが今は敵だよ!不倶戴天の敵なのだよ!」  大した違いなんかないような気がするんだけど………。 「ところで君はまさかあんな負け犬達に協力する気なんかないよね?君ほどの逸材があいつらの仲間になるなんて学園生活の損失だよ!僕は副生徒会長としてそんなことは見逃せない!ああ断固として認められないよ!」  ああ思い出した。 この人確か入学式の時に在校生代表として挨拶してたな、だから顔を見たことがあると思ったのか……、それにしてもいつのまに俺はそんな大物になったんだよ、たかが瑞樹の幼馴染だというだけで…… 「いや……まだ返事はしてないんですけど」 「それじゃ……ぜひとも僕達の仲間になってもらわないとね……大丈夫、悪いようにはしないからね」
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