第一訓

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「だよねー…霧都魔法使いじゃないもんな」 当たり前の質問をした右京は当たり前の答えを返されて当たり前の反応をする。 そして再び歩き出す二人。昼にも関わらず右京らのいる森の中は真っ暗だ。日陰が続いているものじめじめしていて日陰でも変わらない。 暫く無言が続く中、右京は再び霧都に話し出す。 「ねーねー霧都くぅーん。あのさ…道合ってる?」 わざと'くん'付けをする右京。 「……」 霧都は右京の問いには答えず無視。 右京が道の質問をしたことにも霧都が右京の問いに答えないのはやっぱり理由がある。 今、この質問を右京がした理由。それは… 約、"1"日前のこと。 .
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