第一訓

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会話からわかる通り、右京と霧都は探偵だ。 頭は、ずば抜けて良い二人だが、本格的な探偵とはほど遠い存在。 簡単に言えば、何でも屋6の割合、探偵が4の割合と、いうくらいの違いだ。 「んな、辻斬りなんて俺らに言われてもー…新選組と警察にまかせろよー」 新選組も警察も同じ立場にたつ人間。だが、新選組も警察も戦い方、武器等は、全く違う。 新選組は、刀一筋で戦っていく、昔の戦い方。 警察は、銃等、いろいろレパートリーがある、現代の戦い方。普通、こんなのは今では有り得ないが、ここの世界では有り得ることになる。 もちろんそれは、言うまでもなく'ネットゲーム'の世界だからだ。 すべての時代、未知の時代などいろいろな時代が混じった所がこのネットゲームだ。ゲームだからとはいえ、死んだらリセットできる、と、言うわけではなく死んだら死んだで終わりとなる。 そんな不思議な世界にいる右京と霧都。二人はこの生活に不満はなく、とても溶け込んでいる様子だ。 「まぁ、依頼だ。つべこべ言わず行くぞ」 霧都は右京の話をひとつも聞かず、依頼者に会いに行くため、隣街へ行く準備をし始める。 それを見た右京も見ていたテレビ、アワビさんをやめ準備をする。 「ったく…しゃーねーな」 右京のはいつも所持している林檎味の飴玉を口に放り込み準備をし始めた。 .
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