エピローグ

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そして身支度を整えた僕らは、母の迎えを待つ。 僕らの家は星が綺麗な山奥にあり、僕らの学校は山を下って40分弱のところにある。 当然交通手段はなく、送り迎えが必須なのだ。 車の中では母が借りたラブソングやらがかけられる。 僕は、昨日存在自体を頭から抹消してしまっていた課題と戦いつつ、 まだその存在にさえ気づいていない(気づきたくないだけかもしれないが…)弟と母の会話に耳をかたむけているのだ。
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