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コウジ
「ぁあああ゙あ゙…っ!!」
怒りと悔しさに顔を歪ませる。
しかし、その雷球はどこからか飛んできた別の雷球にぶつかり、コウジ機の真後ろで爆発、相殺した。
『こちらGE第一部隊「フェンリル隊」。偵察隊に継ぐ。任務御苦労、直ちに帰討せよ。』
遅いんだよクソッタレ!!
そう叫びたくなるのは、コウジがまだ若いからだ。しかし、相手もそれほど変わらない。
そんな相手が対人機の改造ではなく、正式に神機として開発されたGES-01 Vanargandに搭乗している事が、よりいっそうコウジの神経を逆撫でた。
Fenrir3
「こちらFenrir3。偵察隊員X2、応答せよ。」
コウジ
「…こちらX2。」
Fenrir3
「おっ!生きてたかぁ!
いや、飛んでんだから当たり前か。待たせて悪かったなぁ、ガネ。」
コウジ
「何を言って…?」
待て。
今なんと言った?
この男は、
オーレリア支部第一GE部隊
「フェンリル隊」所属のゴッドイーターは
フェンリル隊隊員、コールサインFenrir3は
今…自分をなんと?
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