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でもあんまり
頭に入ってはこなかった。
習うよりなれろってか。
レジへの不安から
ため息が増える。
「そんなため息ばっかついていたら幸せ逃げんぞー」
注文が入ってこないため
調理場は暇らしく、
調理場からパントリーへ
料理を置く台を拭いている
池田さんが話しかけてきた。
私は目線をメモ帳から
池田さんに移し、
口を尖らせてみる。
「大丈夫でーす。私のため息は幸せが入ってくるんでっ」
「可愛くねぇー。ま、それならいーけど」
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