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よく親に言われるけど
口だけなら達者だなと
今は自分ですら思った。
「ホールのことはよくわからんが、まーあれだ。無理すんなよ」
ペチ。
池田さんは腕を軽く伸ばし、
私のおでこを軽く叩かれた。
「……っぷは、ペチって…っ。音おもしろっ。でも、ありがとうございます!元気出ました」
マヌケな音がなったのは
池田さんも想定外だったみたいで、
照れを隠すくのように
頬をポリポリとかいている。
「そりゃーよかったな」
言葉とともに向けられた笑顔に
不覚にも胸がときめいた。
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