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ここは転移空間。
「…見っけた」
「ふん、速いものだな」
黒いオーラが纏っている。
「No.666」
「ソレで呼ばれてほしくないね…No.6666」
「俺もだ…地獄炎王」
「それは異名」
「ふん、真の名なんて長ったらしいじゃないか」
転移空間で睨みあう2人。
「まぁ、確かにね」
‘闇の扉から誕生した子’は名が長いし、と言う。
「さて、答えてもらおうか?カンバァット・エイシャント・ピープルを使って何を企んでいる?」
「カンバァット・エイシャント・ピープルか…地獄炎王、その理由をもう理解していると思うが?」
「まぁ、ある程度は…理解なんてめんどくさいし」
こっちは使命があるもんでね…、と構える。
「風、炎、水、地よ、地獄炎王の相手をしてやれ」
ブゥ~ンッ、と目の前に現れた。
「風のフリュウ」
「炎のホムラ」
「水のミナ」
「地のチノ」
「えーと、最後はノチノ?」
「違います!地の‘チノ’です!」
茶色い髪の毛の子が怒る。
なんか、リィンさんみたいな怒りかただなぁ
「部下なんていたんだ、出雲」
黒いオーラを纏っている人を見て言った。
「偽名を出すか、地獄王」
「お前こそ出しているじゃないか」
「…相変わらずムカつくやつだな」
「はいはい、勝手にムカついていろ、暗い出雲」
プッチン、と何かがキレた。
「ふ、ふふふ…」
「うえ~、気持ち悪りぃ~声だな」
さらにプッチン、とキレる。
「…お」
「‘お’?あー、わかった!‘おトイレ’かぁ?」
ぶっつん!と大きな音がした。
「…貴様に何ぞ、チャンスもくれてやらんわ!!」
「あー、はいはい、何のチャンスかわからんが、話通じてる?てか、馬鹿?」
冷静沈着で言う。
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