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「あのなぁ、時間に囚われ過ぎだぞ?」
はぁ、と溜め息をつく悪呂血。
「えー、悪呂血にぃは‘時は金なり’ということわざ知らな…あ」
紫鬼は周囲に気がつく。
「あーぁ、お前があーだ、こーだって言っているうちに来ちまったようだ」
管理局が、と珈琲を全て飲み干した。
「わ、私のせいじゃないもん!!」
「誰も紫鬼のせいとは言ってないが?」
「…悪呂血にぃ、今度は私に殺らさせてよ?」
目がキラーンと光る。
「人に当たるな物に当たるな」
「それ、自分のこと言える?」
はぁ?と悪呂血は返し言う。
「俺達以外のやつらは‘塵芥-ゴミ-’だ」
口元が歪む。
「まぁ、管理局の中にいる金髪は傷つけんなよ?ありゃー…」
光の姫君、つまり王様の嫁だ、と紫鬼に言う。
「あ、ほんとだ♪おーい」
紫鬼は約5m先にいる管理局に手を振った。
それをみた管理局側は…。
「子供?」
「みたいですね…人質にとられたみたいですかね、どうします?アリシア執務官」
これ、フェイトの得意分野でしょ…なんでこーなるのかな、とブツブツ。
「アリシア執務官?」
「うーん、まずは人質救出ね」
そうですね、幸い武装した男性はこちらに気がついてな…ぐあぁぁっ!!とアリシアの横にいた男性が横に斬られた。
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