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「お初にお目にかかる、光の姫君・アリシア姫…自分は闇の申し子の1人で悪呂血言うんだが」
本名が長ったるいので悪呂血と呼んでくれ、と言う。
「んで、このちっこいのが「ちっこくないもん!」ちょい黙っとれ」
「ったーい!!」
拳骨を食らわす悪呂血。
頭をかかえる紫鬼。
「こいつも同じく闇の申し子の1人で紫鬼という」
「本名は?」
「言っただろう?長ったるい」
それに真名は‘王様’に言うだけだ、と言う。
「その王様って」
「自分が生き返っているなら察しがつくはずだが?」
「…レイ?」
「さぁ?自分には答える権利は無いものでね」
「ちょっと待って、闇の扉と闇の支配者は封印されたんでしょっ?」
ティアナが聞く。
「CEPが原因でね、この世に闇の申し子が生き返った、というわけさ」
「まぁ、闇の支配者・ガラクアクタは私が殺したけどね」
あんなやつより、王様のほうがいいし、と頭をさすりながら言う紫鬼。
「った!!」
余計なことを言ったことに対してまた拳骨する悪呂血。
「グレン・ドカが残した闇の申し子達がCEPによって生き返えりつつあるってわけだ」
姫様も3時から始まるお茶会に出席してみるか?と悪呂血。
「でもさ~、悪呂血にぃ」
前の王様と雰囲気が違うんだよね?と紫鬼。
「え、それはどういうこと?」
「さぁ?」
自分は、と言った時に紫鬼が駄々をこねた。
「悪呂血にぃ!3時だよ!」
ぽかぽか、と叩いている。
「…」
ガシッ、と首根っこを掴み放り投げた。
ブッウン、とゲートが開きその中に紫鬼は入って行った。
「まぁ、王様が変わったかどうかご自分の目で確かめても良いでしょう…では、また」
、と悪呂血もゲートの中に入って行き、ゲートは消えた。
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