お茶会

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「…パドラって言う名はめんどくさいし…‘壺(ウリ)’で良いから!あぁ、後闇の申し子で王の護衛役、というわけ」 僕はあまりお茶会に行きたくないんだよね、と言う。 …がそれをスルーしてスバルが女性なのに僕って言うのが変、と言った。 「うるさいな、僕の勝手だろう?」 お茶会に行きたくないし、どうせなら僕達、闇の申し子を生き返らしたCEPを倒しに行きたいわけ…なのにさ、お茶会という会議に呼ばれ、王を連れて来いって悪呂血(オロチ)、紫鬼(シキ)、三石(ミセキ)らが五月蝿いんだよね、自分らで探しに行けば早いのに…いくら僕が王の護衛だからって雑用係じゃないんだよ…、と早口言葉で言っている。 息継ぎ無しでよく言えるなぁ、と思っているスバル。 「…まぁ、暇だから別にいいんだけどね」 あ、開き直った 「…ところで姫は王を待っているの?」 「え?」 「え?って、もうすぐ王がこの場に来るから僕はてっきり…」 「レイが来るの?」 あれ~?もしかして、知らなかったとかじゃ…いや、姫だから知って…、とブツブツ言っているがアリシア達の耳には筒抜けである。 その時、空が異様になり、壺の横に現れたのは不機嫌そうな王がいた。 「レ「殺し損ねただろうが」え?」 「出雲のことですか?」 「あぁ」 お茶会には行かん、俺には使命がある、と転送しようとするが、アリシアに呼び止められた。
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