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翌日、目を覚ました達也は大きく伸びをした。 「んー…ん?」 見慣れない景色に辺りをキョロキョロ見るが見知らぬ世界にいることを思い出す。 ちょっとは夢であって欲しいと思ってたが、そんな都合のいい話じゃねーか。 「マジで腹くくんないといけないかもな」 もとの世界ではどうなっているか気にはなったが、今の現状ではそんな余裕はない。 まずは生き延びねぇと。 昨日に引き続き、ツリーハウスを作り始めようとする。 木から降り魔術が使えるか確認すると、幸い魔力は回復するらしく真空波を出すことができた。 やっぱりあの果物は魔力量の上限を引き上げる効果を持つのか。 今後のことも考えてまた食べとくか。 作業を一旦中止して昨日果物を食べた木のもとへ向かい10個程採って戻ってきた。 朝食として3つ食べると早速作業に取りかかる。 ちなみにこの果物は個人の持つ最大魔力量まで魔力を高めるとそのあとは食べても何も変化は起こらないという不思議な果物である。 達也が自分の魔力がどこまで上がるかなどわかるはずもないためとりあえず食べまくろうという結論に至った。
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