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翌朝、顔に当たる朝日の眩しさから目を覚ました達也は果物を採取することから始めた。
朝食を済ませると早速、屋根を作り始めた。
とりあえずはドアとか後回しだな!
前向きにツリーハウス作りに取り組む達也。
木の幹の方の2つの柱を長めにしており、柱それぞれに丸太を掛けて骨組みを作る。
骨組みの間を薄めにカットした木材で埋め、昼を過ぎた辺りで漸く屋根が完成する。
問題のドアと窓か…。
こんなとこにガラスが落ちてるわけでもないっていうか存在してるかもわかんねぇな。
ガラスのようなモノならあるだろうが生憎、達也に入手する手段はない。
どうすっか…。
窓を予定していた場所をジーっと眺め、思考を巡らせる。
「そうだっ!」
縁になる木材に結界の魔法陣を刻めばいいんだよ!
早速作業に取り掛かり、陣を刻むと魔力を流す。
すると窓の部分に強めの結界が張られ、ガラスの代わりとなった。
「これはいいじゃん!」
換気はできないけど…。
魔方陣を刻む際に魔力を半永久的持たせるように刻んだため、風さえも通さない結界が常に張られることとなった。
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