序章 【connect】

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 生きてゆくのは大変だ。  ハンディがあれば、なおさらだ。  でも。  それは本当にハンディか?  それがあるから、俺は俺として生きている。  自分の存在さえ曖昧になるこの世界で、ハンディは“個性”や“特徴”という見方も出来る。  なにがあっても俺は俺だ。俺は俺を辞めないし、精一杯好きでいたいと思っている。  そう言い切れるようにしてくれたのは。  そら  お前だったんだ――
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