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「だったら一緒の部活にしようよ!!」
「・・・そうしたいのはやまやまなんだけど、私音感0な上に、絵心もまっっったく!ないんだよー」
「・・・そうだった。ごめん」
自他ともに認める私の音楽センス&美術センスのなさに友達と同じ部活に入るという夢はなかなか叶わなかった。
「運動音痴だから、運動部も駄目だし・・・茶道とか華道とか大人しいのは苦手だし・・・うーどうしよーう」
「他で、あすみんでもできそうな部活って言うと・・・あ、これはどう?」
私の机にある部活一覧表の一部を指さすりかりん。
そこには・・・
「パソコン部?」
「うん、これならあすみんでもできるんじゃない?ゲームとか好きでしょ?」
「パソコンってゲーム??」
「似たようなものじゃない?」
「うーん、そう言われるとそんな気がしてくる・・・」
他に私に合いそうな部活もないし、第一希望はパソコン部で良いか♪
私はりかりんに進められるままに第一希望にパソコン部と書いて欄をうめた。
「第二と第三はどうしよう?」
「うーんと・・・」
りかりんにそう質問した所で、休み時間が終わるチャイムの音が鳴った。
「あ、じゃあまた」
そう言ってりかりんは自分の席に戻っていった。
まあ、いっか第二と第三は適当にうめとこー。
人気な部活じゃないかぎり、第一希望が通るらしいし♪
こうして私は
第一希望をパソコン部
第二希望を文芸部
第三希望をボードゲーム部(囲碁や将棋・チェスなどをする部活らしい)
と書いて提出する事にした。
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