少年少女↑↓超能力団２～中学生編～

さいかい

そして初の部活動の日がやってきた。

どきどきしながらパソコン室へと入る私。

結局同じクラスの女の子でパソコン部の子は１人もいなかった。

「1年は前の席に座って」

眼鏡をかけた背の高い三年生の男子生徒が、私達一年生に向かって声をかける。

長机の上に並んだ沢山のパソコン。

パソコン室には1クラスが授業出来るぐらいの台数が余裕であるので、

前の席を私達1年生が全部使ったとしても、2、3年生の部員にも１人一台使えるほどパソコンが余っていた。

「クラスごとじゃなくていいから、適当にあいている席に座って」

さっきの先輩が、再び声をかける。

どうやらこの人が部長さんぽい。

私は言われた通りに空いている席・・・

一年生で女の子は見当たらなかったので、窓際の一番隅に座った。

うーどきどきする。

女の子全然いないよー。

先輩達の中には４人いるけど、２・２でくっついている所を見ると友達同士なんだろーなー

しかも先輩たちだから声をかけずらいし・・・。

同じクラスの男子も２人いるけど、あんまり話した事ないし

あーどうしよーう！やっぱりパソコン部はやめるべきだったか・・・

「あ！」

次々と前の席に座る一年生の中に、見知った顔を見つけた私はつい声に出して驚いてしまった。