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「なら攻撃はしない。ターンエンドだ」
何故かジンは攻撃を行わなかった。
守備モンスターを倒すことも出来たのに。これじゃ４体も残ったモンスターでエクシーズし放題だ。
それでも、ジンは変わらずリバースカードを一切伏せない。
変わらず余裕の表情のままだった。
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咲→手札：１枚、伏せ：０枚、LP：2700
《ハーピィ・チャネラー》×２、《ハーピィ・クィーン》×２、《ハーピィ・レディ１》
陣→手札：２枚、伏せ：０枚、LP：3700
《護封剣の剣士》、《フォトン・クラッシャー》
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今度はサキのターンだ。
「ドローするわ。アタシは《チャネラー》と《ダンサー》の２体でオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚！ 《ジェムナイト・パール》っ！」
サキはやっぱり、並んだモンスターを利用してエクシーズ召喚を行った。
《ジェムナイト・パール》
ランク４/地属性/岩石族/攻2600/守1900
エクシーズモンスター
レベル４モンスター×２
珍しい効果のないエクシーズモンスターだった。
なるほど、ああいうのもいるんだね。
「バトルフェイズ！ まずは《パール》で《護封剣の剣士》に攻撃よ」
サキが攻撃宣言した瞬間、ボクはジンを見た。
ここでまた手札誘発を使うと思ったけれど、ジンは何もしなかった。
《ジェムナイト・パール》
ATK：2600
vs
《護封剣の剣士》
DEF：2400
スムーズにバトルが行われ、《護封剣の剣士》は呆気なく破壊された。
これで残るは《クラッシャー》のみだ。
「そいつも蹴散らしてやるわ！ 《クィーン》で《クラッシャー》に攻撃っ！」
「ダメージステップ時、《オネスト》の効果発動。ダメージを受けるのはお前だ」
ここでジンが手札誘発を使ってきた。
何でモンスター効果だけでここまで阻害できるんだろう。
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