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でも今度はサキが「かかった」と言いたげに口角を上げた。
「無効能力には驚いたけど、リバースカードには効かないわ！ 罠カード《ドレインシールド》を発動よっ！」
《ドレインシールド》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
攻撃モンスター１体の攻撃を無効にし、そのモンスターの攻撃力分だけ自分のライフを回復する。
相手の攻撃をライフ回復へと変換させてしまう強力カードだ。
これで《ネオフォトン》によるフィニッシュは終了。サキの手札は１枚しかないけど、《チャネラー》の展開力なら逆転は可能なハズだ。
咲LP：600→7100
「大口叩いた割に、簡単なトラップで止められちゃうなんて───」
「それで足掻きは終わりか？」
サキが小馬鹿にするように言おうとした時、被さるようにジンが喋ってきた。
「残念だったな。《ネオフォトン》は相手から奪ったオーバーレイユニットの回数だけ攻撃可能となる。つまり、後３回こいつは攻撃できるのさ」
「なっ、何ですって！！？」
ジンの言葉にサキが大声を上げて驚く。
攻撃力６５００の４回攻撃なんて……圧倒的すぎる。
どうみても、もうサキに防ぐ術はない。
これが、タツガミジンの実力……！
「２回目の攻撃、《ジェムナイト・パール》に再び攻撃。３回目の攻撃、《ハーピィズペット幻竜》に攻撃。そして４回目の攻撃、対象は《レディ１》だ！ 『アルティメット・フォトン・ストリーム』！！」
《超銀河眼の光子龍》
ATK：6500
vs
《ジェムナイト・パール》
ATK：2600
咲LP：7100→3200
《超銀河眼の光子龍》
ATK：6500
vs
《ハーピィズペット幻竜》
DEF：2500
《超銀河眼の光子龍》
ATK：6500
vs
《ハーピィ・レディ１》
ATK：1300
咲LP：3200→0
巨大モンスターの連続攻撃で、サキはあっけなくライフゼロになり敗北してしまったのだった……。
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