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「これが通れば終わりだよ！ 《FGD》でダイレクトアタックっ！」
《F・G・D》
ATK：5000
ダイレクトアタックが決まれば勝ちだし、《クリボー》みたいなカードで防がれても後続で大ダメージは与えられる。
そう考えてたけど……。
「直接攻撃宣言時、手札から《バトルフェーダー》を特殊召喚ですわ。このカードの能力で強制的にバトルフェイズは終わりになります」
「何だって！？」
《バトルフェーダー》
星１/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
効果モンスター
(1)：相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その後バトルフェイズを終了する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
これで決着と思った瞬間、クィンが手札からモンスターを特殊召喚する。
すると勝手に画面がメインフェイズ2に移行してしまう。
「《星態龍》を残しておけばダメージは与えられましたわね、ふふっ」
「く……っ！」
クィンの言葉を聞き、少し悔しさを噛みしめる。
とはいえ直接攻撃時にバトルフェイズを終わらせるカードなんて知らなかったし、仕方ない……。
「《グリード・グラード》を発動。シンクロモンスターを倒したので2枚ドロー、これでターンエンドだよ」
《グリード・グラード》
速攻魔法
自分が相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターを戦闘またはカードの効果によって破壊したターンに発動する事ができる。
自分のデッキからカードを２枚ドローする。
最後の手札のドローソースを利用してターンエンド。クィンにターンが移る。
「わたくしのターン、《ジャンク・シンクロン》を召喚。能力で《バイパー》を蘇生し、レベル1の《フェーダー》にレベル3の《ジャンクシンクロン》をチューニング。シンクロ召喚、《魔界闘士バルムンク》っ！」
クィンは再び展開をし、シンクロへと繋げてくる。
けど、ボクのモンスターよりずっと攻撃力が低いけれど……。
《ジャンク・シンクロン》
星３/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
効果モンスター（チューナー）
(1)：このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル２以下のモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
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