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《毒蛇王ヴェノミノン》
星８/闇属性/爬虫類族/攻 0/守 0
効果モンスター
このカードはこのカード以外の効果モンスターの効果では特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、自分の墓地の爬虫類族モンスターの数×５００ポイントアップする。
このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、「ヴェノム・スワンプ」の効果を受けない。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、このカード以外の自分の墓地の爬虫類族モンスター１体をゲームから除外する事で、このカードを特殊召喚する。
「《ヴェノミノン》は墓地の爬虫類の数×500ポイントの攻撃力を得るんですのよ。これこそがわたくしのエースですわ」
《毒蛇王ヴェノミノン》
ATK：0→3000
「う……っ、ボクはカードを1枚伏せてターンエンドだよ」
まさか永続罠の効果でいとも簡単に、高攻撃力モンスターが出てくるなんて……。
ボクは悔しさで歯ぎしりをしつつ、手札にあった《次元幽閉》をセットした。
あの大型モンスターが攻撃してきたら、このカードで返り討ちにできる。
そう考えつつターンを終わらせ──ようとしたのだけど、ここでクィンがカードを発動してきた。
「ふふ、条件は整いましたわ。《デストラクト・ポーション》を発動し、《ヴェノミノン》を自壊させて頂きますわ。これでわたくしもライフもティルさんと同様に回復致します」
「わざわざ大型を自壊……！？」
《デストラクト・ポーション》
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスター１体を選択して発動する。
選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分だけ自分のライフポイントを回復する。
そしてライフの大量回復したのは分かったけど、どうした《スタダ》を上回るモンスターを自ら取り除いてしまったのか。
ボクには分からなかった。
クィンLP：2600→5600
なのに、クィンはより深く笑みを浮かべてきた。
「ふふふ……ティルさん、ありがとうございます」
「え？」
突然、クィンがお礼をしてきたので、ボクは警戒を強めながら聞き返す。
「わたくしの切り札を出す準備が全て整ったという事ですわ！ 罠カード《蛇神降臨》発動！！ デッキから《毒蛇神ヴェノミナーガ》を特殊召喚致します！！」
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